2014年度代表挨拶
この度、「弁護士の連帯を強める埼玉の会」(略称「連帯の会」)の新代表に就任いたしました山下茂です。
私は、弁護士会の活動としては、消費者関係の委員会に所属し、ココ山岡弁護団、霊視商法弁護団、先物取引弁護団等に参加しました。また、ヤミ金弁護団に当初から参加し、今も担当しています。最近は、埼玉弁護士会の副会長となり、そのときから医療観察法PTの座長として活動しています。さらに、弁護士協同組合の専務理事として全弁協に参加しています。
私は、東松山市において、適切な法的サービスを通じてこの地域の法の支配に貢献してきたということが弁護士としての誇りです。
現在、憲法9条の解釈改憲などという立憲民主主義をないがしろにする暴挙が行われようとしています。また、弁護士の大量増員の中で、さらに、「法曹有資格者」制度の導入が検討されています。私が、強く感じていることは、埼玉弁護士会の会員が倍増したことは、悦ばしいことですが、総会、懇親会、委員会等への参加者は減っている状態、会員同士の顔が分からない状態、弁護士の経済的苦境の中での不祥事の多発、さらに弁護士の弁護士会への帰属意識も希薄になっているのが現状と思われ、弁護士自治の危機につながると懸念しています。
今後、私は、連帯の会の代表として、弁護士の要である弁護士自治の堅守を第一とし、弁護士の経済的基盤の確保し、弁護士会員の融和と連帯を図っていきたいと決意しています。
また、立憲民主主義の堅守も弁護士の使命と決意しています。
皆様のご指導、ご鞭撻をなにとぞ宜しくお願い申し上げます。
弁護士の連帯を強める埼玉の会代表
山下 茂